実際のとこどーなん!?

英語の勉強法、書評、日々感じたことなどをだらだら書き綴っています。

ただ歩く、それだけなのに面白い-夜のピクニック-

どーも!

さすらい君です。


今回紹介するのはこちら!


夜のピクニック(新潮文庫)

夜のピクニック(新潮文庫)

本作品は、とある高校の「歩行祭」と呼ばれる24時間(休憩を挟みながら)歩き続けるという行事が舞台です。

「歩く」という行為を通して、自分自身を見つめ直し、成長していく高校生達を描いた作品です。

ただひたすら歩きます。
途中で誰かが事故に巻き込まれたり、覆面集団に襲われたり、なんてことは一切ありません!

しかし、歩きながらの、友人とのちょっとした掛け合いや、登場人物の内面描写などが非常に上手く、ただ歩いているだけなのに、どんどん話に引き込まれていきます。

読んだ感想として真っ先にあがってくるのは、

これこそが青春だ!!!

という思いです。
登場人物たちは、悩みながら、もがきながらも、それぞれ自分なりに、一生懸命生きていることがひしひしと伝わってきます。

この「青春」に触れ、思わず自分も歩き出したくなる。
そんな1冊です。
ぜひ読んでみてくださいね!