実際のとこどーなん!?

英語の勉強法、書評、日々感じたことなどをだらだら書き綴っています。

その手は天に届くのか 天地明察 感想

どーも

さすらい君です

今回紹介するのはコチラ!!



普段意識することはなくても、確かに日常の中心にある暦。

「今日が何月何日か分からない!!」なんてことになったらものすごく困りますよね

そんな人々が正しいと信じる暦に対し、真っ向勝負を挑む囲碁打、渋川春海が主人公の本作。

人との出会いや別れ、成功と失敗、それらを繰り返しながら改暦を目指す晴海、読み進めるうちにそんな春海を思わず応援したくなるそんな1冊です。

改暦に並行して、「戦乱の江戸」から「泰平の江戸」にという為政者達の思いも描かれており、胸に響くものがあります。

良かったらぜひ読んでみてくださーい
漫画化もされているみたいですね
こちらも気になります!

ただ歩く、それだけなのに面白い-夜のピクニック-

どーも!

さすらい君です。


今回紹介するのはこちら!


夜のピクニック(新潮文庫)

夜のピクニック(新潮文庫)

本作品は、とある高校の「歩行祭」と呼ばれる24時間(休憩を挟みながら)歩き続けるという行事が舞台です。

「歩く」という行為を通して、自分自身を見つめ直し、成長していく高校生達を描いた作品です。

ただひたすら歩きます。
途中で誰かが事故に巻き込まれたり、覆面集団に襲われたり、なんてことは一切ありません!

しかし、歩きながらの、友人とのちょっとした掛け合いや、登場人物の内面描写などが非常に上手く、ただ歩いているだけなのに、どんどん話に引き込まれていきます。

読んだ感想として真っ先にあがってくるのは、

これこそが青春だ!!!

という思いです。
登場人物たちは、悩みながら、もがきながらも、それぞれ自分なりに、一生懸命生きていることがひしひしと伝わってきます。

この「青春」に触れ、思わず自分も歩き出したくなる。
そんな1冊です。
ぜひ読んでみてくださいね!

脱・英語アレルギー 〜会話もメールも英語は3語で伝わります〜

どーも

さすらい君です。


今回紹介するのはこち


会話もメールも 英語は3語で伝わります

会話もメールも 英語は3語で伝わります


最近人気のこの商品。どの本屋さんに行っても目立つところに陳列されていますね。

この本の目的は

自分の使える英語で自分の意見を伝えよう!!

この点に尽きます。

今まで私たちは学校教育で英語を学んできました。
その学校教育の間に「英語らしさ」「英語っぽさ」という先入観や偏見が生まれてしまっているのですね。

学校で習った様々な構文を使いこなせるようになれば、英語がしゃべれるようになる!
無意識のうちにこう考えている方も多いのでは、、!?

本書では、「自分の意見を英語で伝える」ということを一番の目標に設定しています。
そのため、日本人が間違いやすい文法や構文を使わないことを推奨されています。

仮主語、、、?過去完了、、??現在完了進行形、、??
などなど数々の受験生を苦しめてきた文法もバッサリ切り捨てちゃいます!!

確かに、「この構文じゃなければ自分の意見が伝えられない」なんて場面めったにありませんもんね

そうして、難しい構文ではなく使える構文で置き換えることができないか?と考えるのが英語人になるための秘訣なんですね〜

本書では、シンプルな英語に置き換えるための方法や、そのための法則などが書かれています。
これを読むと何だかほんとに英語が喋れちゃいそうな気がしてきますね!!

あなたの文章は誰も分かってくれない!?ー「最強!」の書く技術ー

今回紹介するのはこちら!

出口汪の「最強! 」の書く技術

出口汪の「最強! 」の書く技術


文章術の本を探している時に、この表紙のイラストが目に入り、思わず購入してしまいました。

こちらの本では文章を書く上での技術を丁寧に紹介してくださっています。
文章の構成、比喩表現など幅広く文章術を学ぶことができます。

それだけではなく、そもそもの「なぜ書く技術を磨く必要があるのか」という根本の問いにも丁寧に回答してくださっています。

それは、

「書く時代」が到来しているからです!

一昔前までは、活字を発信する人々は、新聞記者などの一部の人に限定されていました。
それ以外の人々は手紙などで特定の誰かに文章を書くことはあっても、不特定多数の人に文章を発表する機会というものはありませんでした。

ところが現代社会では、ネット、SNSなどを始めとして、誰でも、簡単に、全世界に活字を発信することができるようになりました。

しかも、その受取手は文章を読んでも必ずレスポンスをするわけではありません。
それは、自分の文章の間違いや、主張が誤解されて伝わっていることなどに気づくチャンスがなくなってしまうということにつながってしまいます!!!

そんな時代を生き抜くためには、一人一人が意識して文章力を磨くのが大事かもそれませんね。







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笑いが生まれるまで-ウケるメカニズム-

こんにちは
さすらい君です。

ふと、大学時代に友人から言われたことを思い出したので記事にしてみました。

今回のテーマは「笑い」はどうやって生まれるのか

ということです。

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多くの人が一度や二度「面白いことを言えるようになりたい」「ウケたい」「人気者になりたい」などと考えたことがあるのではないでしょうか。僕も漏れなくそのうちの1人でした。

そんな僕に友人が教えてくれたウケるメカニズムを紹介したいと思います。

それはズバリ

「笑いは共感から生まれる!!」

です!

漫才を例にとってみましょう。
漫才はボケとツッコミとの掛け合いの中で笑いが生まれますが、

そもそも
なんでボケとツッコミがあると面白いのか
という部分を考えてみましょう。

それはツッコむことで共感が生まれているからなのです。

ボケがボケる

この時点で見ている側は、ボケが変なことをしているということに気づきます。
が、どこがどう変なのかは、自分の中で言語化できていません。

つまり、何か変なのは分かるけど、それを言葉で説明することができない

という状況です。

ここにツッコミが的確に変な部分を指摘することによって、見ている側の中に
「そうそれ!!」
「私もそこが変だと思ってたの!!!」
という共感が生まれます。

これが笑いのメカニズムです。
あるあるネタが定期的に流行るのも、ネタの中に「共感」があるからなのです。


そしてこのメカニズムは、プロの芸人さんだけでなく、日常生活の中でももちろん利用することができます。

「プロの芸人のようなツッコミで共感を生むのなんて僕には無理だよー」
と考えてしまうあなた、肩の力を抜いてください。
共感を生むためにプロのようにツッコむ必要はないのです。

共感を生む秘訣は

「相手が言ってほしいことを言う」
ことです。

日常生活の中で、友人が喋りだした時、その友人は必ず、「あなたがこう言ってくれたら嬉しいなあ」という期待を持ちながら喋っています。(この期待に、友人自身も気づいていないことが多いですが、、)

その期待に沿った発言をすることで、共感が生まれ、「この人と喋っていると楽しい!」という感覚を持ってもらうことができます。

思い出してみてください。
学生時代、自分がテストで良い点を取った時、「A君、テストどうだった?」と誰かとテストの話をしたくなりませんでしたか?
そしてその時「君はどうだった?」という返事をしてくれるのを期待していませんでしたか?
そして実際にそういう返事が来たらすごい嬉しい気分になっていませんでしたか?

それが潜在的な期待です。ここをくすぐってあげることで共感が生まれるのです。

語りだしたら止まりませんが、長くなってきたのでそろそろまとめにしましょう

共感が笑いを生む
相手が期待していることを言おう

これがズバリ
周囲の人から、「面白い人」「喋っていて楽しい人」「声をかけたくなる人」
と思ってもらうための秘訣なのです。

ぜひ実践してみてくださいねー

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新感覚!!ジャンルで言うともはやホラー!? コンビニ人間


こんにちは

さすらい君です

今回読んだのはこちら!


コンビニ人間

コンビニ人間

テレビ番組等でも取り上げられ、人気を博している話題作です!!

本作は「コンビニでアルバイトをするおばちゃん」のお話です。
こう聞くと、「コンビニのおばちゃんとお客さんとのやりとりで話が進んでいくハートフルなお話なのかな〜」なんて想像する方もいらっしゃるかもしれません。

が、一切そんなことはないです。笑
このおばちゃんが中々狂気じみているのです、、!!

彼女は結婚もしなければ、就職もしない。さらに美味しいご飯にも興味がない。他にも人間が生きる上で喜びを感じるであろう様々な事柄に興味がない。

彼女の人生にあるのはただただ「コンビニでのアルバイト」だけなのである。

コンビニのアルバイトのために睡眠をとり、栄養を摂取する。家に帰ってからも、頭の中ではコンビニの音が響いている。

しかも、そんな彼女がコンビニで働く理由は「アルバイトをしていた方が普通の人間だと思ってもらえる」という普通の人間では持ち得ない感覚なのである。

こんな「普通」からかけ離れた彼女を中心に話は展開していくのですが、描写も丁寧で、非常にサクサク読み進めることができます。

私もすっかり話に引き込まれ、2時間ほどで読み切ってしまいました。

正直「おもしろかった?」と聞かれると返答に困ります。

ただ、それでもこの本を1度読んでほしい。
「言葉で表現できない読後感を誰かと共有したい」

そんな風に思える一冊でした。